平家中小企業診断士事務所

企業の新しい活力や原動力に可能性を付加することが私たちの役割だと思っております。そのために、経営の健全化やリスクマネジメントを考えて、経営戦略から融資などのお手伝いを行なっていきます。 

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資格中小企業診断士

代表紹介

平家 勉(へいけ つとむ)

最終学歴

名古屋大学 理学部

略歴および実績

名古屋大学理学部を卒業後、中小企業診断士の資格取得。2016年に平家中小企業診断士事務所を開業。創業支援や補助金申請などの活動を通じて経験を積み、2021年に合同会社平家商事を設立、法人化。

これまで

  • 豊田市働き方改革アドバイザー
  • 愛知働き方改革推進支援センター専門家
  • ぎふ働き方改革推進支援センター専門家
  • 三重働き方改革推進支援センター専門家

などを歴任。

自己紹介

当社は零細・中小企業を経営するみな様が日々努力し、雇用創出や経済発展に貢献されている経営者を応援することが私達の役割だと思っております。そのために、経営者のみな様が新しい日本を作り上げていく上で沢山の選択肢の中から当社を見つけて頂き、新しい出会いが出来ることはとても素晴らしいことだと考えております。

「働き方改革専門家協会 平家中小企業診断士事務所」として、社会保険労務士、キャリアコンサルタントと連携して働き方改革をトータルで支援しております。

これから何を目指しているか

今後はデータベースを活用した体系的な営業を展開したいと考えています。業務内容をパッケージ化することで提供できる価値をわかりやすく伝えることができます。同時に人材採用も予定しています。AI活用にも取り組み、愛知県のデジタル技術導入補助金を活用し、事業計画書の一部作成などの効率化を目指します。

「平家中小企業診断士事務所」の設立。

――はじめに、中小企業診断士を目指したきっかけを教えてください。

名古屋大学理学部で地球惑星科学を専攻し、博士課程に進み、長く在籍していました。その後はニートにそんな生活が10年近くなった頃、会計事務所で働く双子の弟から「これからは中小企業診断士が良い。活躍の場がどんどん増える」、と勧められまして、一緒に資格取得を目指すことになりました。弟は全然勉強しなかったので、結局、合格したのは私だけでした(笑)。

――そうだったのですね(笑)。では資格取得から独立開業に至った経緯をお聞かせください。

資格取得した2016年に起業し、中小企業診断士として登録した際に、個人事業主として平家中小企業診断士事務所を開業しました。開業した当初は、創業支援やセミナー、補助金支援している会社の下請けとして案件をご紹介いただいて、補助金申請と、それに伴う事業計画書の作成を行いました。実践から学び、経験を重ねてきたのです。そして2021年に合同会社平家商事を設立し、法人化いたしました。

中小企業診断士の仕事。

――それでは、業務内容についてお聞かせいただけますでしょうか。

現在8期目を迎えましたが、基本的には経営者のネットワークや顧客様から直接ご紹介いただいたお客様の案件を承っておりまして、業務の中心はやはり補助金申請になります。

まずお客様へヒアリングを行い、事業の詳細や補助金の使途などのご要望を伺って、補助金内容を照らし合わせて最適なものをお勧めします。また、助成金の条件に当てはまる場合もありますので、助成金のご案内や社会保険労務士のご紹介もいたしております。

――補助金申請が中心ということですが、これまでの実績をお伺いしてもよろしいでしょうか。

おかげさまでその数は年々増えまして、今期は事業再構築補助金、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金などを合わせまして、コロナ発生以降の3年間で事業再構築補助金、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金などを合わせて申請76件中58件採択されました。 

――売上げも順調に伸ばされているようですね。では補助金申請以外の業務といたしましてはどのような仕事をされていらっしゃるのでしょうか。

その他の活動では、愛知県働き方改革支援センターや豊田市商業アドバイザー事業の派遣専門家として地域の経営者のご相談にお応えしたり、愛知県中小企業診断士協会の中小企業診断士として信用保証協会事業による経営診断業務や中小企業診断士実務補習の指導員を行ったりしています。

また、産業廃棄物処理業者への経営診断(いわゆる産廃診断)、日本M&Aセンターやバトンズ等と契約してのM&A支援、HACCPの導入支援などを行っております。

補助金申請の「いま」事情。

――ありがとうございます。では補助金申請について再びご質問させていただきたいのですが、相談者はどのような方々なのでしょうか。

ご相談にいらっしゃる方は、補助金と助成金の違いもわからず、とりあえず何か使える制度がないか、お金がもらえるのではないか、とお越しになる方が大多数です。特に小規模事業者の方々は、企業の通知表である財務諸表(決算書)が読めない、把握していないという方が大半を占めますね。

また「うちは税理士に全部任せているから」と、売上管理が人まかせでもそれなりに経営が成り立ってきた事業主の方が多いのが特徴です。

――少し驚いているのですが、そのような方でも補助金申請ができるのでしょうか?

補助金申請は、補助金は自社の持ち出しもありますし、事業主が責任を持って添付書類を揃えて計画通りに対象となる事業も進行させなければなりません。また採択後も実績報告が必要で、補助金によってはその後の効果報告が数年に亘り必要な場合もあります。私の役割は決算書が読めない事業者の方々にも、補助金申請の手順ややるべきことを伝えてその進捗を確かめながら、着実に前に進めるように包括的な支援を行います。

事業主がより主体的に取り組んで本来の目的である事業の拡大や再構築という目的が果たせるまでしっかりと伴走します。

――心強いですね。そして最近なのですが、補助金の不正受給についてよく耳にいたします。不正についてや、補助金申請の失敗例、そして気をつけるべきことなどを教えてください。

ただお金を引っ張るために申請し、身内に補助金を回したりする人など、異なる使途の不正受給が発覚して補助金の返還を求められるケースが増えています。

よく質問されるのが、決算書の内容が悪くても補助金採択の見込みはあるのか、です。答えはイエス、なのですが、申請した事業は進行しなければなりませんので、元々悪い資金繰りがさらに悪くなってしまい、採択されたのに辞退しなければならなくなったことがありました。補助金申請には本来、余力が必要だと思っています。

極端に事務局のレスポンスが悪いときには交付決定までに半年程度かかることもあり、スケジュールがずれ込むことが多いので、すぐに導入したい場合やスケジュールを動かせない場合は要注意です。

また、機械の購入で補助金申請したのに、交付決定通知が届く前に機械を購入してしまい、補助金の支払いが受けられず借金だけが残ってしまったケースもあります。

そのほか申請したものと違うものを購入する場合は計画変更を申し出るなど、補助金申請には細い条件がたくさんありますので、事業計画書を作成し、ご確認いただく際には不正は通らないこと、注意点をきちんとお伝えしています。

やりがいや強み。そしてやりたいこと。

――さて、平家さんにとって仕事のやりがいとは、何でしょうか?

まず、計画通りに補助金が採択されて、対象事業がスムースに始められること。さらに利益が生み出されるようになったと聞くと、お客様のお役に立てて本当に良かったと、心から思います。

また、補助金申請をきっかけに、事業計画書を作成したことで、これまでの事業についてや今の課題、そしてこれからしたいことが明確化し、その妥当性を客観的に知ることができます。

「しようと思ってきたことが明確になった」と、お客様が喜ぶお声が聞けると、またうれしいものですね。

補助金申請は補助金の獲得が目的に思われがちですが、実はここが補助事業の真意だと思います。ですから、私はお客様が補助金申請を通じてより前向きに事業に取り組めるようになる姿や、ワクワクしている表情を見るとやりがいを感じます。

――素敵ですね。そうですよね、やはりお客様に喜んでいただくことが一番のやりがいや励みになる、ということですよね。では、ここ平家中小企業診断士事務所の強みを教えてください。

当事務所では私も含め5名体制(2024年1月現在)で、全員が事業計画の作成から実績報告までサポートができるところが強みです。採択の支援、交付申請、実績報告、その後5年間の事業化状況報告と、長きに亘ってさまざまな作業を行なっています。

この長期のプロセスを着実にサポートしてきましたので、現在、多くの顧客様から新たなお客様を多数ご紹介いただけていると思います。

――最後までしっかりとサポートすることで顧客様からの絶大な信頼を得られているようですね。その信頼がご紹介へとつながっているのですから、これも誇らしい実績、と言えるのではないでしょうか。今後、ですが、事務所の目標をお聞かせください。

2024年は売上を今年度の2倍まで伸ばしたいと考えています。そのために会社の仕組みを整えたいと考えています。まずは営業のやり方、ですね。

これまでは「何かあればご連絡ください」という受け身のスタンスで、ご紹介いただいた単発の仕事をこなしてきたのですが、今後はデータベースを活用した営業を体系的に行います。業務内容をパッケージ化し、私たちが提供できる価値をよりわかりやすく伝えられる形を整えた上で、広告戦略も用いて受注を拡大したいと考えています。

また、採用についても考えていきたいのですが、人材を増やすためにも、まずは売上アップに努めます!

――平家さんご自身がやってみたいことはございますか?

実はいま、AI活用の勉強中です。なぜ始めたのか、と言いますと、「AIにヒアリングをまかせて、事業計画書の一部を書き上げてもらうことができないか」、と考えたからです。その仕組み化は簡単ではないと思いますが、愛知県のデジタル技術導入補助金が実施されていますので、当事務所も申請したいと考えています。

――なるほど。そうした補助金もあるのですね。その挑戦に期待いたしております。それでは最後になりますが、お客様へのメッセージをいただけますでしょうか。

以前に「経営者仲間から聞いて、うちも事業再構築助金を申請したい」というご相談を受けたことがございました。残念ながらその方の事業内容が、全く対象外なことがわかり、ご支援できなかったことがありました。ですが、こうした思いつきのようなご相談でも、もし何かチャレンジしたい取組があれば補助金や助成金のなどの制度が活用できることもありますので、お気軽にお問い合わせやご相談いただければ、と思います。

事務所概要

主な取り扱い業務補助金申請支援・セミナー研修・働き方改革の支援等
費用こちらからお問い合わせください
事務所名平家中小企業診断士事務所
ホームページhttp://heike-rmc.jp/
所在地〒471-0033
愛知県豊田市月見町1丁目7-11
最寄り駅名鉄豊田線 豊田市駅
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備考初回相談無料
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この記事を書いた人

岩本伸子